一筆参上 from T-補綴. jp


 今月から連載企画として、毎月一人ずつ医局員の興味のある学術的・趣味的な事柄について紹介していきます。題名は「一筆参上 from T-補綴. jp」です。皆様が記事の更新を心待ちにするような企画にできたらと願っています。

「大好きな宇宙」
 普段、口腔内という狭い環境で、時には数十㎛といった精度が求められる仕事を行っているわけですが、一方で、中高生の頃から真逆のスケールである宇宙に関する本を読んだり特集を見たりすることが大好きでした。
 学生の頃はサッカーをしていたのですが、夜の練習が終わってグランドの真ん中で仰向けになると、視界が星空のみに覆われます。程よい疲れの中、あの星の光は数万年かけて自分の目に届いていて、つまり数万年前の過去を見ているわけで、このいっぱいの星も実は銀河系の中の星が見えているだけで、こうした規模の銀河がこの星と同じくらいの数だけ存在していると言われていて、、、、なんて想像すると、世の中の大きさと自分の小ささを実感することができ、何か怖いような気持ちいいような、不思議な感覚によく浸っていました。
 今でも時間がとれる時は好んで宇宙の本を読んでいます。また、宇宙のことを知ろうと思ったらその真逆のスケールである素粒子に関する知識も必要らしく、素粒子に関する本も読み出しました。物事の本質を知ろうと思ったら、多角的に知識を得たり検討しないといけないのは何事も同じようです。(石田)