24/03/04
市川哲雄教授最終講義のご案内
当教室の市川哲雄教授が、令和6年3⽉31⽇をもちまして定年退職いたします。 つきましては、以下のように最終講義を開催いたします。 皆様のご参加をお待ちしております。 中途半端な教育者、研究者、臨床家としての大学生活を振り返って 日時:令和6年3月14日(木) 17:30~18:30 場所:歯学部講堂(3階) ※ZoomでのLive配信も行います。 以下のURLからご入室下さい トピック: 市川哲雄教授 最終講義 時刻: 2024年3月14日 17:00から入室できます 参加 Zoom ミーティング https://us02web.zoom.us/j/89333987042?pwd=VSticUFRZUFDVHMvRGVQbkg1R1g5dz09 ミーティング ID: 893 3398 7042 パスコード: 685311
24/02/20
藤原真治先生にご講演いただきました
当教室も深く関わっているMima-SONGS studyの主任研究者で、当教室の非常勤講師 藤原真治先生(美馬市木屋平診療所長)に「能登半島地震での支援活動を経験して~報道されない現地の動向を中心に~」というタイトルでご講演いただきました。
24/02/03
一筆参上 from T-補綴. jp
耳で聞くお話 留学していた2007年前後,英語をなんとかするためにいくつか試していたことがあります.そのうちのひとつが,Audibleで英語の小説を聞くことでした.ブログか何かで勧められていたのだと思います.当時はiTunesでオーディオブックを買ってiPod nanoで聞いていたように思いますが,記憶はちょっとあやふやです. 知っている話を聞かないと挫折すると思い,「Anne of Green Gables赤毛のアン」と「Daddy-Long-Legsあしながおじさん」を用意したのですが,きちんと最後まで聞かずに挫折しました. 月日は巡って昨年,何かの拍子にAudibleのキャンペーンをしていることを知り,試してみることにしました.とっかかりは短いものにしないと続かないな,と思い,短編集をいくつかダウンロードしたのですが,日本語はいいですね,言っていることがよくわかるので挫折することなく続いています.それまで10年近く,毎日落語を聞いていたのですが,すっかり小説を耳で聞くようになりました. 昨年末,京都へ向かうバスの中で「木挽町の仇討ち」を聞き始め,全く寝ることなく,何なら途中途中で泣きながら,帰路で聞き終わりました.音楽と違ってBGMとして聞き流せないので少し長い時間かかる乗り物の中ではどうかと思っていたのですが,続きが気になって3時間があっという間でした.これに味を占めて,今は上下巻ある小説を聞いています.自転車に乗る時間は15分くらいなので,少し遠回りをしたりして,続き続きと耳が離せなくなっています.運動不足解消にも少し役に立っているかもしれません.腕時計に自転車走行距離を計測してもらいながら,腕時計で小説を聞く毎日です. 最近とみに小さい文字が見えませんので,耳で聞く小説も交えながらなんとか読書習慣を保っていきたいと思っています.そして次回の1人山城ツアーのお供は,池波正太郎の忍者ものにしようかと計画中です. 渡邉 恵 写真は小谷城址から眺める琵琶湖
23/12/04
一筆参上 from T-補綴. jp
シリーズ「愛犬と生きる」その3 犬の加齢と病気と(シリーズ「愛犬と生きる」はこれで最後になります) 徳島は超高齢社会の日本の中でも高齢化率が高いところです。2020年の調査では34.5%で、全国平均(28.7%)より5.8ポイント高く、日本で4番目に高い高齢化率だそうです。高齢化は犬の世界でも例外ではありません。犬は人間よりも成長速度が速く、元気に走り回っていても人間に換算すると結構良い年になっていることがあります。 小型犬(成犬で10㎏未満:トイプードル、チワワなど)・中型犬(10~25㎏:ウェルシュコーギー、柴犬など)の場合、2歳で人間の24歳に相当し、それ以降は1年ごとに人間の4年分成長するとされています。換算式は【24+(小型犬の年齢-2)×4】となります。大型犬(25㎏以上:レトリバー、シベリアンハスキーなど)の場合は、2歳で人間の20歳程度になり、それ以降は小型犬・中型犬より成長スピードが速く、犬の1年は人間の7年として考えます。換算式は、【12+(犬の年齢-1)×7】となります。 犬の老化は、小型犬なら9~13歳、中型犬なら9~11歳、大型犬なら7~10歳、超大型犬なら6~9歳くらいから始まると考えられています。寿命も体格によって異なり、平均寿命は、超小型犬で15.30歳、小型犬で14.05歳、中型犬・大型犬で13.52歳です。犬社会でも高齢化は起こっており、平均寿命は2010年と比べて0.78歳も延びています。また、室内飼いの方が2~3年ほど長生きすると言われており、ストレスがない、飼い主の目が行き届いている、フィラリア症の感染率が低いなどが寿命を延ばしているようです。 一方、人間と同様に犬も高齢になると様々な病気になります。心臓病、腎臓病、肝臓病、癌、ホルモン異常、膀胱・尿道結石、歯周病、認知症、脳梗塞、脊椎変形症、白内障などなど。老犬の病気は初期症状が少なく、外から見ただけでは気づきにくいという特徴があります。食欲がない、元気がない、水をよく飲む、動きたがらない、口臭が強くなる、よだれが多いなど、老化現象ともいえる中に、重大な病気のサインが潜んでいる場合もあります。 シリーズ その1(令和元年5月1日 令和の初日)で紹介した、私の手を噛んだ子が「かんた:柴犬(写真1)」ですが、彼は認知症だったと思います。10歳を越えたくらいから元気がなくなり、歩く速度が遅くなりました。人間で言うところのフレイルです。耳も聞こえづらくなっていたと思います。しばらくすると、時々飼い主のことがわからないような仕草をすることがありました。私が急に頭を撫でようとしたときに、ビックリして思わず噛みついたのだと思います。それからは私にも牙を見せることがあり、以前のようにじゃれ合うことができなくなりました。結局、15歳(人間年齢:76歳)の寒い日に旅立ちました。 かんたの5歳年下に「かれん:チワワ(写真2)」がいました。彼女は認知症ではなかったのですが、15歳を迎える頃から歩く速度が遅くなりました。元気だったのですが、だんだん食事量が減ってきたので、かかりつけの動物病院で診てもらったところ、すでに肝臓癌が全身に転位して手の施しようがない状態でした。犬は弱っているところを飼い主に見せないものですが、もう1年早く気が付いていたらどうにかなったのではないかと悔やんでいます。彼女はその数日後にかんたのところに旅立ちました。 さて、現在は末っ子の「かいと:ウェルシュコーギー(写真3、4、5)」といっしょに暮らしています。彼は11歳4か月なので、人間では61歳となり私と同級生です。彼も様々な病気を抱えています。尿管、膀胱、尿道に結石があり食餌療法中です。最近、エコー検査で脾臓が3倍くらいに腫れていることがわかり、CT検査と生検では明らかな診断が付かなかったのですが、後日脾臓から出血して全摘しました。摘出後の組織検査で血管肉腫とわかりました。良くない結果ですが、3週間ごとの抗がん剤治療で経過を診てもらっています。普段はとても元気で、散歩の距離が短くなり、オシッコの切れが悪くなった以外は若い頃と何も変わっていません。 2000年から今の家で犬と一緒に暮らしはじめたのでもう23年になります。私はまだ30代でした。人間社会も犬社会も超高齢なので、病気とうまく付き合いながら生活していくことになります。私も毎年人間ドック(犬はドッグドックと言うそうです)を受診していますが、これからも体調管理を怠ることなく、これ以上病気を増やさないように、もうしばらく働きたいと思っています。(永尾 寛)
23/11/27
一筆参上 from T-補綴. jp
私の退職前の最後の「一筆参上 from T-補綴.jp」になりました。前回は、サステイナブルと題して、我が家のメダカ、ヒマワリ、胡蝶蘭等の継代飼育、栽培についてお話ししました。他の教室員の一筆参上を読んで、「みんな高級、高価なものを飼育、栽培しているんだ。自分が一番貧乏くさかった」と少し落ち込み、「まあ、これから年金暮らしをする人間にとっては丁度良いのかも知れない」と言い聞かせております。 その後のサステイナブルなものの経過です。 メダカは、昨年9月の残暑が厳しく、家の水槽の水が西日に当たってお湯になってしまっていることを気づかず、全滅してしまいました。教授室で飼育していた4匹を家に持って帰り、さらに道の駅で新たに数匹を購入しました。無事に越冬し、この春の産卵を経て、増えております。水槽以外にも、この夏に睡蓮鉢を購入し底の部分を花壇の土の中に埋め、言葉通りその鉢に睡蓮をいれメダカをその中で飼い始めました。ここは環境が良いのか、人の手を施さないのに産卵、孵化、成長するメダカもいました。来年は、越冬し睡蓮の花が咲く中、メダカがすいすい泳ぐところを見られると思っております。 ヒマワリは、今年も昨年取った種から無事に花を咲かせ、来年用の種も収穫しました。 胡蝶蘭も毎年花を咲かせており、毎年春に長いこと咲き続け、部屋を明るくしてくれています。チューリップも咲いてくれましたが、球根の掘り出し、保存の過程が今ひとつで勉強が必要です。コスモスは、昨年蒔くのが遅れて、花が咲くことなく枯れてしまいましたので、今年は、種を買って少し早めに蒔いたら、見事に咲いております。やはり餅は餅屋、買った種はきっちり花を咲かせてくれます。家庭菜園でも、やはり苗の値段に比例して強く、確実に実がなってくれます。 今は野菜も収穫できるようになっているのですが、うちの庭では野菜がうまくできませんでした。コロナになり、少し暇になったので、基本に忠実に石灰、腐葉土、元肥を入れ、しっかり耕すようになってから、実が取れ、連作でもしっかり野菜をができるようになりました。やはり基本が大事だなあと退職前になって再認識しているところです。講義講演も残すところ学生に対する最終講義と退職講演だけになりそうですが、最期に言い残すことは、基本、継続が大事という当たり前の結論で終わるのかなあと思っているところです。(市川哲雄)
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