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一筆参上 〜磯遊び〜

2025年5月2日

  • 研究室便り

 暖かくなってきたので、我が家では磯遊びがちょっとしたブームになりつつあります。干潮の時間になると、海岸の岩場に潮だまりが現れ、そこではさまざまな海の生き物を観察することができます。特別な道具がなくても楽しめ、いろいろな生物に出会えるのが磯遊びの魅力です。子どもは大はしゃぎでカニやヤドカリを捕まえ、大人はついていくのがやっとです。

 今回は、実際に磯遊びに行ってみて出会った生き物や、準備しておくとよいものについて、素人ながら記してみようと思います。

磯遊びで出会った生物

以下は、私と子どもが実際に観察または採取した生物です。

  • ヤドカリ:さまざまな貝殻に入っています。
  • イソガニ:岩の隙間に隠れており、岩をひっくり返すと素早く逃げます。
  • ムラサキウニ:岩の裏などにたくさんくっついています。
  • フジツボ:岩にびっしりと付着しています。
  • アメフラシ:紫色の液体を出す柔らかい生き物です。
  • クモヒトデ:細長い腕が特徴で、不気味なくらいよく動きます。
  • 小さな魚:何かの幼魚やハゼ、フグなどがいました。動きが素早く、採取は難しいです。
  • エビの仲間:魚ほどではありませんが動きが速く、すぐに姿を消します。
  • アナゴ:とても大きく、潮だまりに取り残されていましたので海へ逃がしてあげました(下写真)。

中には、注意が必要な生き物もいます。

  • ガンガゼ:毒のある細く長いトゲがあり、刺さると簡単に折れて皮膚に残り、激しく痛みます。
  • ゴンズイ:小さなナマズのような魚で、毒のある棘を持っています。
  • クラゲの仲間:種類は不明ですが、多くが毒を持つため、触らないようにしました。

今回は見られませんでしたが、ヒョウモンダコイラモハオコゼウツボなどが見られることもあるそうで注意が必要です。

磯遊びの準備

けがと日焼け、熱中症に

  • 長袖のラッシュガード:着用すると、日焼け防止だけでなく、けがの予防にもなります。
  • マリングローブ:手のけが防止になります。実際、素手で岩をひっくり返した際にけがをしました。子どもは怖いもの知らずで何でもつかみ、岩の隙間にも手を突っ込むので、しっかりした装備があると安心です。
  • マリンシューズ:岩場は非常に滑りやすいため、安全のためにある方がよいと思います。
  • 日焼け止め:必須です。私は塗らずに出かけたため、ひどく日焼けしました。
  • 帽子水筒:熱中症対策に。
  • ライフジャケット:もちろん深い場所、危険な場所には行かない様にはしていますが万一に備えて。
  • 救急セット:ちょっとした怪我に

生き物採取に

  • 小型の:取り回しがしやすいです。
  • バケツ透明なプラスチックケース:観察に便利です。

そのほかの必要または便利な道具を以下にまとめます。

  • 着替え:特に子どもはすぐに濡れます。
  • :最後に手足を洗うために使います。
  • 防水バッグ:濡れても大丈夫な素材で、貴重品を入れるのに適しています。
  • 防水カメラ:万が一落としても安心です。

また、天気の予報はもちろん潮見表を確認し、干潮の少し前に出かけるのがおすすめです。

 他にも便利なものや必要な準備があるかもしれませんが、今後さらに学んでいけたらと思っています。天候や潮の条件が合えば、ぜひ皆さんも磯遊びに出かけてみてください。

岩脇 有軌

 

徳島大学大学院 
医歯薬学研究部

口腔顎顔面補綴学分野

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